木の反りを逃がす・木の反りを取る

一体何のことか?
木には反り曲がりがあることは当然分かっているし、それは当たり前ですよね。
でも最近現場では、反り曲がりを嫌い、少しでも反っていたら、

「これは反っているし、使えないわ!」

こう言われてしまいます。

自然の木には当然、反り曲がりがあると分かっているのに、理不尽な話と思いませんか?(笑)

私たち木のプロは、少しでも真っ直ぐ狂いのない材料を提供する事に努めています。
ただそれには限界があり、ある程度は許容範囲として、現場で収めて欲しいのですが‥‥。

木を見て反りや曲がりを確認、抑え付けられていた応力をまず逃がしてやる。
これが「反りを逃す作業」と言います。

次に反りや曲がりをある程度まで製材技術で真っ直ぐにする事が「反りを取る」作業なのです。

 

これでほぼほぼ真っ直ぐな状態になるのですが、そこは自然のもの、若干の狂いは現場で収めて頂くのが腕なのではと思います。

本物の木を無垢材と呼び、特に広葉樹の美しい目合いには、魅せられてしまいます。
昨夜はホワイトオークを修正挽きし、オリジナルフローリングを作りました。
もちろん木のコンビニで使います(笑)
自然の木の持つ特徴(人によっては欠点と呼ぶ人がいますが)を

私たちは、「キャラクター」として認めています。
それが本物の木の持つ魅力なのですね。

ハンコのような同じ柄の連続って、どこか違和感を感じませんか?

KYOTO Character-Wood
木の持つ魅力を最大限に活かしたいオリジナルフローリング。

木のコンビニでぜひご覧下さい。