2018年5月26日 / 最終更新日 : 2019年8月22日 hori_user ブログ 木の反りを逃がす・木の反りを取る 一体何のことか?木には反り曲がりがあることは当然分かっているし、それは当たり前ですよね。でも最近現場では、反り曲がりを嫌い、少しでも反っていたら、「これは反っているし、使えないわ!」こう言われてしまいます。 自然の木には当然、反り曲がりがあると分かっているのに、理不尽な話と思いませんか?(笑)私たち木のプロは、少しでも真っ直ぐ狂いのない材料を提供する事に努めています。ただそれには限界があり、ある程度は許容範囲として、現場で収めて欲しいのですが‥‥。木を見て反りや曲がりを確認、抑え付けられていた応力をまず逃がしてやる。これが「反りを逃す作業」と言います。次に反りや曲がりをある程度まで製材技術で真っ直ぐにする事が「反りを取る」作業なのです。 これでほぼほぼ真っ直ぐな状態になるのですが、そこは自然のもの、若干の狂いは現場で収めて頂くのが腕なのではと思います。本物の木を無垢材と呼び、特に広葉樹の美しい目合いには、魅せられてしまいます。昨夜はホワイトオークを修正挽きし、オリジナルフローリングを作りました。もちろん木のコンビニで使います(笑)自然の木の持つ特徴(人によっては欠点と呼ぶ人がいますが)を 私たちは、「キャラクター」として認めています。それが本物の木の持つ魅力なのですね。ハンコのような同じ柄の連続って、どこか違和感を感じませんか?KYOTO Character-Wood木の持つ魅力を最大限に活かしたいオリジナルフローリング。木のコンビニでぜひご覧下さい。