新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。

旧年中はひとかたならぬご厚情にあずかり、厚く御礼申し上げます。

輝かしい新年をお迎えになられました事、心よりお喜び申し上げます。

新年早々飛び込んできた話題として、アメリカのイラン攻撃でした。両国の関係悪化が世界情勢に大きな影響を与えており、日本経済にも暗い影を落とし始めています。オリンピックイヤーである本年は、好景気の波に乗って一年を駆け抜けたいと思ってはいたのですが、果たしてどうなることやら。

暗い話はさておき、より良い未来を描く事について述べさせて頂きたいと思います。

私たちは木材の製材や販売を生業としております。

皆様もご存知の通り、国産材の利用促進が盛んに叫ばれており、木造住宅はさることながら、都市における木造化も重要な方針として需要拡大を目指しています。

実は私も誤った認識をしていた事がありました。地域産木材を利用すれば山の活性化に繋がり、新たな森林形成が出来るものと確信していたのです。しかし地元の山に目を向けた時、伐採後の山がほぼ植林されず放置されている事に気付きました。伐期まで成長した木材を伐採する事は緊急の課題であると思い込み、植林や山の再生にまで目を配っていなかったのです。

私たちは山から木材を出荷し製材して、それを製品として流通する事だけが事業と考えていました。しかし実は使うだけではなく再生する事も同時に取り組む必要があり、それなくして明るい未来はないと考えます。人々の暮らしに無くてはならない木材を、私たちはしっかり後世に伝える事こそ大切な事業であり、一人でも多くの方との連携により達成できるものだと考えます。

今年度私たちは「山と街を繋ぐ木の物語」と題して、川上から川下だけの一方通行の流通から、一人でも多くの方が山に目を向けて頂く事に取り組み、豊かな自然を残しつつも森林資源の有効活用が出来る材木屋を目指したいと考えます。その節にはお得意先である皆様の、暖かいご支援とご協力を心よりお願い申し上げます。

最後になりましたが、お得意先皆様のご発展を心よりご祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせて頂きます。

                             三浦製材株式会社

 代表取締役  三浦 享浩    

 

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