以上の事から木の割れは強度の低下の要因にはならず、驚くべき事に干割れ材の方が強い傾向にあると言える事です。
お施主様やお客様から、「木が割れていても大丈夫?」の問いかけに対して、自信を持って「大丈夫!」とお答え頂けると思います。割れている方が強度は高いと答えるのか答えないかはそれぞれの判断ですが、試験データが示す数字が何よりの証拠と言えるでしょう。ぜひ今後の参考にして頂けたら幸いです。
なお今回の資料作成にあたり、日刊木材新聞様、栃木県林業センター様、田村材木店様の資料を基に作成させて頂きました。ご報告と共にこの場を借りて御礼申し上げます。