e-BIO 京都の桧の家、いよいよ上棟です!/ 京都、亀岡市の木材屋・材木屋 「三浦製材」

+e.wood ざいもく屋たかです。三浦製材の代表です。

先日納品させて頂きました能見工務店様。手刻みも無事終わり、上棟前日となりました。

能見工務店様の特色と言えば、全てが手で刻まれており(加工することを業界では刻むと言います)、丹精込めて作業されたのを積み込みさせて頂きました。

手で刻むっていいですよね。何がいいかって言えば、ホゾの加工が機械加工より固く仕上がっているとか・・・。そんな技術的な事より、味があるっていうか丁寧な仕事をされている感じを受けます。

何百か所もある木組みを、全て手で加工する大工さんって凄い!

そしてこの真っ黒な道具と言えば、墨壺と呼ばれておりタコの形をしています。私に撮影しろと言われ(笑)多分若い丁稚の頃から使われている自慢の一品なのでしょうね。

手で搬出をしてトラックに積み込み、翌日には現場へ!

トラックに積み込み完了!翌日には現場に運び込まれ、上棟となります。今回のこの家はかなりい大きく、二日がかりの棟上げとなります。

最後に能見工務店様の他社との大きな違いが、全て手刻み以外にもう一つありました。わかりますか?

それは土台、柱はもちろんの事、梁桁に至るまで全て京都の桧を使われています。そしてそれが35度の低温で乾燥したものなのです。

多くの工務店様は外国産の松や北欧のモミの積層材を使われますが、能見工務店様はやはり地元の木、それも桧を選ばれています。一生に一度かもしれない新築の材料は、やはり厳選したものを使いたいですね。

それでは次回は、棟上げ風景をお届けさせて頂きます。お楽しみに~!