ますます深刻化する、木材不足。三浦製材に届きました情報提供や、Q&Aです。/京都、亀岡の木材屋・材木屋「三浦製材」

現在木材の不足に関する情報を、どんなことでも発信していき、情報収集されている皆様の少しでもお役に立てたらと思い、掲載させていただいているところ、非常にたくさんの方からお問い合わせいただくことが増えて参りました。

皆様が、ご質問下さる内容や、いただいた情報がより多くの方に知っていただけるように、その内容を少しづつまとめてブログに上げさせていただくことにしました。

本日は、YouTubeや弊社SNSに届きました,QandAや、いただきました情報を掲載させていただきます。

情報提供【Z様から】

米松原木を製材している製材所です。
中国木材、ドライビーム受注制限に入ったようです。
米からの輸出がほぼ止まり、末口300㎜までのカナダ産しか入手困難な状態になったので、時間差で米松梁材も品薄が発生し、最短でも半年程度続くものと想定しています。

 

ちなみに、今から米松原木を注文すると、入荷まで最短半年です。(先週注文したらそうでした)
米国内の住宅&DIY 需要回復で、安い日本向けへの生産をストップしている説が濃厚のようですが…
胴差部分を米松から杉に変換するのは、かなり抵抗がありそうですね…

三浦製材からの返信

 

米材製材の会社の方は、今回の原木価格高騰に加え玉不足は、死活問題と思います。

弊社は以前は米材製材をしていましたが、今は国産材に切り替えたのと製材石数もそんなに多くはありません。

私の情報源は中国木材、北欧材輸入商社、米材原木問屋からですが、中国木材の製材量は落としてないとのこと。米材原木の玉不足は、やはり中国木材の仕入れ力によるものらしいですね。

おっしゃるようにカナダ産の松まで買いに入っているらしく、かなり深刻だと実感しました。

Q:【R様からのご質問】

杉や檜にすると価格が高い以外でのメリットデメリットを教えてください。
因みにドライビームを使用してますので、その辺の強度?など違いがあれば教えてください。

A:三浦製材からのご返答

コメントありがとうございます。米松から杉や桧に樹種変更した場合、確かに価格は若干上がると思います。
しかし今一番材不足が欧州アカマツやホワイトウッドであり、その樹種を使った材は全くと言って良いほど手に入りません。
そこから考えると国産材も原木不足や価格の高騰になってはいるものの、今の時点ではまだ計画が立てやすいですね。
しかしこれが先になれば、国産材も同じような状況になる可能性が大きいと思います。あと曲げ強度ですが、私も構造の専門家ではないので明確な数値では答えられませんが、構造建築士さんから言われるのが米松から杉に変更した場合、梁成を大きくしなければならないので再計算が必要となります。
今私たちは工務店さんに、構造用積層材を使わない構造計算、例えば無垢の無等級材(JAS製品以外)での計算をお勧めしています。
なぜかと言えば、材不足による再計算の手間を省くためですね。
このような答えでお役に立ったでしょうか?

Q:【I様からのご質問】

コンテナ不足でツーバイ材、集成材向けが入らないのはわかるが 米松原木が入荷しないのはなぜでしょう?

A:三浦製材からのご返答

米松原木は入荷してるはずですよ。中国木材は製材量は減らしてないと聞いています。

情報提供【K様から】

4月14日に林野庁では臨時情報交換会として、『国産材の安定供給体制の構築に向けた需給情報連絡協議会』
として会議の内容が行われたようです。
下記アドレスに詳細がありますのでご参考ください。

情報提供いただきました皆様、ご質問いただきました皆様誠にありがとうございます。上記以外にも、ご質問や、こんなところに問い合わせしたらこんな状況だったよ!という情報等お待ちしております。

まだまだ、メディアで大きく取り上げられない情報を少しでも情報収集されている方にお届けできるように尽力して参ります。

皆様のご協力よろしくお願い致します。
※日々たくさんお問い合わせをいただいており、ご返答にお時間がかかる場合がございますが、ご質問には全て目を通しております。情報確認しつつご返答できるように致しますのでご返答まだの方は今しばらくお待ちください。
ご質問内容が重複している場合等は、掲載しない場合もありますので予めご了承ください。