このようにジャッキで少しずつ上げていき、全体のバランスを見ながら行う作業は、一歩間違えれば家が倒れてしまうので、かなり緊張すると仰ってました。
一回に上げるのは数センチであり、それを均等に行うので60センチを上げるまでには相当の日数を要します。
こちらの現場では、私たちの木材を大量に使って頂きました。まだこの段階では補強材でしか登場しませんが、いずれ土台、柱、化粧材は仕上げ材などが登場してきます。
この中でも特に土台や柱は、e-BIOと呼ばれる35度で乾燥させた京都の桧をご指定頂きました。本当にありがたい事です。
長きにわたり家が健全な姿で残るためには、やはり構造材に気を使わなければなりません。
e-BIOは低い温度で乾燥をしているので、細胞破壊を起こすことなく木の持つ本来の性能を最大限に引き出してあります。
石山テクノ建設の石山社長は、その点を考慮頂き採用頂きました。
11月には完成ということで、地域の文化や芸術の発信の場としてご利用されるそうです。
今から楽しみです。
最後におがわ工建の小川棟梁のインタビューをYouTubeでupしますので、ぜひご覧ください。