木材の耐用年数は樹齢と同じ!?〜木の勉強会より〜/ 京都、亀岡市の注文住宅 「+e.wood(プラスイーウッド)三浦製材」

【木材の耐用年数は樹齢と同じ!? 〜木の勉強会より〜】

皆さん、こんにちは。「木の家」「自然素材」でお悩みなら三浦製材へ!亀岡市、京都市で注文住宅、リフォーム・リノベーション工事を手掛ける+e.wood(プラスイーウッド)三浦製材です。

前回に続き、YouTube「木の勉強会」からのご紹介、『木の基礎を学びましょう 後篇』です。後篇は「木材の使い途」と「伐採までの年数」について。

①「木は捨てるところがない」

丸太の状態から、柱や梁となる角材や板材を製材することを「木取り」と呼びます。なるべく無駄を出さずに用途に応じた材を得られるように、切る方向や位置、手順などを決める「木取り」は大切な作業です。

「木取り」した後の「端材」「辺材」にも様々な使い途があります。たとえば壁や天井に使用する板になり、細かくなると障子の桟や箸に利用され、さらに細かくなるとチップとして紙の原料などになります。

また木の皮は燃料や堆肥になりますし、ノコギリの粉「おが粉」も牛の寝床などに利用されます。だから「木は捨てるところがない」と言われるのです。

②木の植林から伐採までの年数

昔から言われている説によると、木の樹齢が伐採後の耐用年数と同じくらいになるとされています。たとえば樹齢500年の杉は、伐採後も建築材料として500年間保つということです。

木材製品の素材となる丸太の樹齢は最低60年、60年生以上の木がふさわしいと言われていました。最近では杉なら35年、桧なら40年前後の樹齢のものでも建材として使われるようになっていますが、若い木は腐ったり朽ちたりする時間も早いとも言われています。

製材しているとその理由も分かります。若い木は製材した時に水しかでません。しかし、年数が経った木からはヤニがでます。ヤニは木の油分で、油分のある木は長持ちし、粘り気がでてきます。防腐・防虫効果のあるヤニを多く含む木のほうが、耐用年数も増すはずですね。

若い木が使われるようになっている理由は、YouTubeの中でご説明していますので、ぜひご覧ください。木についての疑問や質問のある方は、直接お問い合わせください。

YouTube木の勉強会 第1回「木の基礎を学びましょう 後篇」