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                                    2025-10-29                                
                                こんな資料を持って、設計事務所さん等を回っています。
この写真は、弊社に設置されているバイオ乾燥機という木材の乾燥機です。
通常、建築用木材は 80°C 以上の高温乾燥を行い製品にします。その理由は、短時間で乾燥でき効率が良い からです。 しかし、急速に乾燥させるために木材は内部割れを起こす事があり細胞も壊され強度が落ちてしまいます。
「木は呼吸する」とよく言われるのは、細胞が開くことによって水分が放出され、細胞が閉じる際には、空気 中の水分を取り込む仕組みがあるからです。
しかし、木の細胞は熱が加わるとその機能が衰え、約 40°C から細胞破壊が始まります。 破壊された細胞は閉じることなく細胞内の水分や成分が尽きるまで放出し続けます。 この原理を利用したのが高温乾燥 (Kiln Dry) で本来の木の性質や調湿機能や香り
まで失ってしまうのです。
弊社では、二〇二三年に『VOC 低減木材製品の開発で人に本気で優しい住宅提案 』 という内容で事業再構築補助金の採択を受け、バイオ乾燥機の設置を致しました。
( 是非気軽に乾燥機のご見学に来て頂き、本来の木材のあるべき姿を感じて下さい。)
