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「無添加×自然素材」本物の安心を叶えるオリジナル漆喰とは?|素材と製法へのこだわり
自然素材の家づくりに欠かせない「漆喰」。
三浦製材では「無添加住宅オリジナル漆喰」を使用しています。
既製品とは一線を画すこの漆喰は、化学物質を一切使わない製法と、素材への徹底的なこだわりから生まれています。
本章では、その「製法のしくみ」と「他社にはない独自性」を、わかりやすくご紹介します。
自然から生まれ、自然に還る──漆喰の基本サイクル
漆喰の主成分は、石灰岩(カルシウムの塊)。
この石灰岩や貝殻を焼成し「生石灰(酸化カルシウム)」をつくり、そこに水を加えることで「消石灰(水酸化カルシウム)」へと化学変化します。
この工程で発熱と膨張が起こり、漆喰としての粘性と柔軟性が生まれるのです。
その後、空気中のCO₂(二酸化炭素)と反応して、再び炭酸カルシウムに戻っていきます。
つまり──
漆喰の壁は、再び「石」に戻る。
この自然なサイクルこそが、人にも地球にもやさしい建材の証なのです。
化学接着剤ゼロ。だから安心、安全
私たちがつくる無添加住宅オリジナル漆喰は、化学接着剤を一切使用していません。
ビニールクロスや合板のように、揮発性有機化合物(VOC)やホルムアルデヒドを放出することがないため、シックハウス症候群のリスクが限りなくゼロに近いのが特徴です。
しかも、固まったあとの主成分は「炭酸カルシウム」。
これは人間の骨や歯と同じ成分で、理論上は「食べられるほど安全」な素材なのです。
高知県産の白度が高い石灰岩を使用
漆喰の品質を左右するのは、「原料の石灰岩の質」と「調合の技術」。
無添加住宅のオリジナル漆喰には、高知県で採掘される白度の高い石灰岩を厳選使用しています。
この石灰岩は、粒子が細かく純度が高いため、発色が非常に美しく、劣化もしにくいのが特徴です。
そのため、塗りたての白さが長く持続し、年を経るごとに深みと味わいが増す外観・内装が実現します。
海藻のチカラ──天然の糊を使った日本伝統の技
漆喰に必要なのは「石灰」だけではありません。
素材を滑らかにし、壁に密着させるための「糊(のり)」として、天然海藻を使用しています。
この海藻糊は、かつて日本の城や蔵にも使われていた伝統的な工法。
接着力が高いだけでなく、空気や湿気を通しやすく、呼吸する壁としての性質も高めてくれます。
私たちが漆喰を“手づくり”で提供する理由
漆喰は「塗れば終わり」ではありません。
施工する職人の手しごとや、現場の湿度・温度に合わせた練り具合の調整など、非常に繊細な素材です。
そのため私たちは、素材を理解し、ていねいに塗る職人ネットワークと共に、
手間ひまかけた“手づくりの壁”を提供しています。
住まいに命を吹き込む「漆喰の仕上がり」は、時間と手間をかけた分だけ美しく、長持ちします。
健康住宅は、素材選びから始まる
無添加住宅オリジナル漆喰は、
「住む人の健康と未来を守る」という想いから生まれた、唯一無二の建材です。
自然素材で建てた家は、空気が違います。湿度も違います。家族の笑顔が違います。
そして、数十年後も「この家でよかった」と心から思える、本物の価値があります。
あなたの家づくりに、漆喰という選択肢を。
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