三浦製材の見解

一般の住宅建築において国土交通省(建築基準法)は木材の質に関する言及はしていません。

一方、文部科学省管轄の重要文化財等の歴史的建造物においては、維持・保全の為には質にまで言及しています。

その為一般的に流通している構造に使用されている高温乾燥材は適切ではないと判断されています。

私たち三浦製材は、住宅を長持ちさせる為に、木材本来の特性を活かした構造材の検討が必要でありそれが超低温乾燥木材のe-BIOと考えます。

『快適性』

『e-BIOなら、木は活かされる。』

 木の細胞の中の水分は、細胞が開くことによって放出されます。また細胞が閉じる際には、空気中の水分を取り込みます。この仕組みが「木は呼吸する」と言われる所以です。木の細胞は熱が加わるとその機能が衰え、約40℃から破壊が始まります。破壊された細胞は閉じることなく細胞内の水分や成分が尽きるまで放出し続けます。この原理を利用したのが高温乾燥で、この時点で木は呼吸を終え、本来の調湿機能や香りを失ってしまいます。

 一方、e-BIOはそうした木の細胞を壊さずに活かすため、呼吸する木に包まれた暮らしが実現します。e-BIOで建てた住まいが、まるで森林浴をしているような心地よさ、と例えられるのも納得ですね。

『耐朽性』

『e-BIOだと、細胞は壊れない。』

e-BIOは超低温乾燥のため、高温乾燥だと放散されてしまう有機酸を放出させず、本来の木の性能のままに乾燥させています。重要文化財などの歴史的建造物が長持ちしているのは「木造建築だから」ではなく、「本来の木造の性能を持ったままの材料を使った木造建築だから」。これこそがe-BIOが目指した本来の木造の姿です。

『安全性』

「e-BIOは、徹底した品質管理を
行っています」

e-BIOは輸入木材ではなく京都府産を使用しています。その理由は、地産地消、国産材を使いたい、CO2削減もありますが、その理由は地産地消による地域や環境への貢献もありますが、もう一つにトレーサビリティ(産地認証)の明確化と、自社基準による品質管理がしやすいところにあります。

私たちは産地、製材、乾燥、加工、出荷までを一貫して管理し、自社基準による品質の均一化を図る事により、お客様が安心して使って頂ける製品をお届けしています。

『独自性』

「e-BIOが、工務店をブランドに。」

住替えや、暮らしそのものに高感度なお施主様は年々増えてきています。同時に住宅の工法や素材についての関心度も高まり、「無垢だから安心」という言葉だけで信用を「得るのは困難になってきました。

そんな時代において数々の実験データや施工例に裏打ちされたe-BIOの性能は、工務店のオリジナリティを形成できる実に有効なアイテム(製品)だと言えるでしょう。本当に快適で安心な家に住んでいただきたい、と思われる工務店様、設計事務所様に自信を持っておすすめしたい木材です。

その差は一目瞭然

TVOC(Total Volatile Organic Compounds 総揮発性有機化合物)の差。

各乾燥方法ごとの比較

e-BIOサンプル 手割り体験

e-BIOの手割り体験をしていただいた際の動画です。

⬇️手割り体験の説明書の印刷はコチラから⬇️

■手割り体験サンプル内容物■

・e-BIO桧 : 105角 厚さ12㎜ (5枚)

・桧    (KD): 105角 厚さ12㎜ (5枚)