construction_diary
25年の想い出を乗せたテーブルが、生まれ変わった古民家へ帰ってきました
加工場での作業をご紹介した前回の記事から、いよいよ物語が完結します。
丁寧に挽き割られた天然木が、テーブルとして仕上がり、リノベーションを終えた古民家へと戻ってきました。

2枚が1つになった、堂々たる天板
厚さ15センチあった一枚板を約5センチにスライスし、同じ木から生まれた2枚を横に並べて繋ぎ合わせた天板。
幅はもともとの70センチから、約1メートルへと広がりました。

実際に目にすると、その存在感に思わず言葉を失います。2枚を繋いだとは思えないほど木目は自然につながり、耳の部分の有機的な曲線がそのまま活かされた「耳付き」の仕上がりに。長年の歴史が刻まれた節や木目が、そのまま天板の表情となっています。
脚には、シンプルなスチール製のアイアン脚を合わせました。無骨でシャープなブラックのフレームが、温かみのある天然木の表情を引き締め、古民家の空間に凜とした緊張感をもたらしています。

大きな家に、大きなテーブル。お互いを引き立て合う空間へ
設置してみてあらためて感じたのは、このテーブルと古民家の空間がお互いをしっかりと引き立て合っているということ。
リノベーションによって生まれ変わった古民家は、天井が高く、ゆったりとした広さを持つダイナミックな空間です。そこに幅1メートルの存在感あるテーブルが置かれると、空間に負けることなく、むしろその大きさがちょうどいいと感じるほど。

小さくまとめたテーブルでは埋まらなかった空間の余白を、このテーブルがしっかりと受け止めています。大きな家には、大きなテーブル。そのシンプルな事実を、改めて実感しました。
25年の時を超えて、また家族の中心へ
お義父様から贈られたあの日から25年。家族の食卓を見守り続けてきた木が、形を変えてふたたびこの家の中心に戻ってきました。

古民家の柱や梁が刻む時間と、テーブルが背負う25年の歴史が、同じ空間で重なり合う——そんな豊かな場所が、ここに生まれました。 これからこのテーブルを囲む新しい家族の物語が、また静かに積み重なっていくことでしょう。
古民家リノベーション、新築やリフォームのご相談がありましたらお気軽にお問合せください。
